他のページでも見てきたとおり、日本では存在しない狂犬病ウィルスの感染によってアジアアフリカの発展途上国では50000人といわれる人が死亡しています。犠牲になっている犬の数は誰にも分かりません。

これも他のページにあるように、アジアアフリカではほとんどの感染は狂犬病を発症した犬が人を咬むことによって起こります。
狂犬病はワクチン接種をすることで防げる病気です。
WHOによれば、狂犬病を防ぐ唯一の根本的解決法は「感染地域」の犬達に予防ワクチンを接種することです。
もちろん、それは簡単なことではありません。
予防が必要な犬の数、地域の広さ、一頭ずつ予防注射をするための労働力、どれをとっても高い壁ですが、最大の障壁は「地域の貧困」「格差による貧困」です。
テレビの旅行番組などでは発展途上国の都心には高層ビルが立ち並び高速道路を車が走っている光景が眼に入ってきますが、それらはその国の一面にすぎません。
事実、狂犬病の頻発地域とその国の貧困地域は驚くほど重なってしまうのです。
多くの地域(たとえばバングラデシュ)では狂犬病の疑いのある犬に咬まれた人達は無料で暴露後接種を受けることができるそうです。
しかし、一日にすれば1ドルの収入しかない人達にとって、犬に咬まれた子供を遠方の病院に連れて行くことはその分の収入の途絶を意味するかもしれません。
狂犬病は一般に潜伏期間が長いので、その場で駆けつけなくても間に合うのにです。
犬に咬まれたからといってその犬が狂犬病とは限りません。犬達が生活の身近なところにいる地域では犬に咬まれることも多いでしょう。
感染リスクの判断にはその犬を二週間観察する必要がありますが、飼い犬でなければその観察も難しいことは容易に想像できます。
(以上の記事は世界保健機関(WHO)のページから抜粋し書き直しました)

バングラデシュでは人口の60%を占める農民の平均年収は¥30,000にすぎないという話があります。(出典:YOU&ME)
狂犬病を発症した犬に咬まれた人達がすべて感染するわけではありません。半数の人が感染を免れます。
それに、狂犬病に感染した犬であっても発症をしていなければ感染は起こりません。(唾液にウィルスが含まれるようになるのは最終段階です。)
貧困に喘ぐ住民が犬に咬まれたときに、予防よりも幸運に頼ってしまうのも無理はありません。ほとんどの場合、それで解決してしまうからです。
狂犬病ウィルスの感染力の弱さがが逆に多くの被害者を生む結果になっている言えなくもありません。
だからこそ、今でも狂犬病は根絶されないのです。
(本題からは逸れますが、発展途上国では狂犬病と並んで毒蛇による咬傷事故も多くの死者を出しています。蛇毒には狂犬病と違って潜伏期間という時間的猶予がないことが解決を難しくしています。(出典:ホームレスが売る雑誌BIG ISSUE

日本で犬に行う狂犬病予防接種はまったくのナンセンスであり、飼い主さんの支払う予防費用約3千円のほとんどは狂犬病ワクチン利権を享受している人達の懐に入ります。
一方で、発展途上国でワクチンを接種するのに必要な資金は一頭あたり$3.00程度です。
ですから、今あなたが狂犬病予防接種を止めて、その費用を発展途上国でのワクチン接種に取り組んでいる団体に寄付できれば、日本での1頭分の費用で10頭近い犬を狂犬病から守ってあげることができます。そのことで命を救われる人達もでるでしょう。

海外では多くの組織が多くの国々でさまざまな困難と闘いながら狂犬病ワクチン接種に取り組んでいます。
そして、その困難のひとつがいくらあっても足りない活動資金です。
飼い主さん一人一人の貢献はわずかだと思われるかもしれませんが、もし仮に日本で行われているワクチン接種500万頭の1割50万頭分の費用が、本当に予防が必要な地域で使われればそれは500万頭近い犬達の予防費用になります。それを10年続ければ5000万頭の犬に予防接種を出来ます。
予防ワクチンは一回接種して抗体が定着すれば3年以上予防効果が持続します。ということは多くの犬達は一回の接種で終生予防できます。初めて接種する犬達は当然ながら成犬が多いですし、飼い主のいない犬であればおそらく平均寿命も5年以下です。WHOによれば狂犬病が蔓延している地域でも70%の犬に予防接種を施せば感染経路を絶てるとされています。70%の接種率というのは非常に難しい数字ですが、それがたとえ30%でも50%でも、いや1%であっても狂犬病の感染リスクは予防数に応じて減少します。
道は遥かですが、まず始めることが大切だろうと思います。

すでに申し上げたように、狂犬病がなくならない根本の原因は貧困です。
狂犬病ワクチン接種の普及には住民に対する教育も必要ですし、医療設備の充実も必要です。
一頭あたりのワクチン接種費用は$3.00に過ぎなくても、全般の環境改善のためには他にも資金が必要です。
ですから、活動団体に対してあなたが寄付する金額のすべてがワクチン接種費用に使われるものではないことは納得しておく必要があります。

愚公山を移す


WHO:世界保健機関

狂犬病のファクトシート






応援しよう。途上国での狂犬病予防ワクチン接種活動

狂犬病の撲滅に向けて、大小多くの組織が地域ごとにあるいはグローバルに活動していますが、残念なことに日本の参加は限定的です。
本間獣医科医院 (ワクチンを寄付しているようですが詳しい情報はありません。ちなみにこの日本最大の病院チェーンは獣医師会非加盟で、独自の料金でフィラリア予防薬を販売したり、狂犬病予防接種を行ったりしている業界の困り者です。→本間の意見広告では狂犬病接種料金が獣医師会の談合料金であると明記しています。)

日本での世界の狂犬病予防活動への協力が積極的でないように見えるのは、日本の飼い主さんへの狂犬病の知識が業界からの情報に偏っていることと関係があるのかもしれません。
ネットで目にする情報は獣医師会など業界団体が愚にもつかない狂犬病侵入の可能性を並べ、最終的には「予防接種は法律だから飼い主さんの義務・責任です」といういつもの恫喝で終わっているものしかありません。
(何回も繰り返しますが、狂犬病侵入の可能性と予防ワクチンを接種しなければならないことには何の脈絡もありません。
自分達の利権を確保することが目的の業界にしてみれば、飼い主さんが狂犬病に興味を持ち、業界からの情報以外の知識を得ることは決して望ましくありません。ネットの普及でいろいろな情報が得やすくなっている今の社会では、原価(獣医師会の仕入れ価格)が¥100にすぎないワクチンが最終的に¥3000に化けてしまう価格構成や、海外製品は一回の接種で3年程度効果が持続してしまうので毎年接種を繰り返す必要のないことなどが容易に分かってしまいます。
業界からみれば「これは法律だから」と言われて納得してしまう飼い主さんが好都合なのです。
詳しくは別ページ「業界の情報操作」をご覧ください。)

しかし、もし、予防注射に使う3000円を狂犬病撲滅に取り組んでいる団体に寄付できれば、自分の財布を痛めなくても犬達や人間を狂犬病から救うことに役立ちます。
寄付をすることのハードルは高くありません。普段は英語を使う機会のない人にも簡単に出来ます。
最初はてこずるかもしれませんが、それでも自分の愛犬を集合注射や動物病院に連れて行って注射をしてもらう手間に比べればものの数ではありません。
英文のウェブサイトも自動翻訳をかければ大意を掴むことができます。
下記にいくつかの団体のホームページとその中の寄付金受付ページにリンクを貼っておきます。
ロゴマークをクリックすると組織のウェブサイトにジャンプします。寄付金のページは右の女の子のイラストをクリックしてください。











寄付金のページ
インドで2013年に設立された狂犬病撲滅に精力的に活動する団体です。インド各地に永続的なチームを作り、移動動物病院の機能を持ったトラックを巡回させて年間100,000頭規模の予防接種を進めているほか、住民に犬との接し方の教育なども行っています。活動が狂犬病の撲滅に特化しており、寄付金もその目的に使われます。 プロジェクトの紹介ページ


寄付金のページ
人間と共に暮らす10億頭の動物との人道的な共生を目指す団体でその活動は広範に渉りますが、バングラディシュとケニアでの狂犬病の撲滅活動はこの団体の主要な活動分野になっています。寄付金の一部が狂犬病撲滅活動に使われます。プロジェクトの紹介ページ(PDF)


寄付金のページ
ネパールはインドやバングラデシュ同様に狂犬病の発生が多い地域ですが、上段にあるような世界規模での活動団体が見当たりませんので、ネパールでのローカルな団体を紹介します。年間活動資金が1000万円そこそこしかない、ネパール在住の動物好きイギリス夫人ソルターさんによる個人運営のような団体ですが、今までにネパールの放浪犬25000頭に狂犬病ワクチンを接種したそうです。寄付金はネパールの放浪犬の保護活動と狂犬病ワクチンの接種に使われます。プロジェクトの紹介ページ

☆寄付をされる方はご自分の判断で寄付先や金額を選んでください。管理人はこれらの団体との個人的関係・利害関係はありません。
☆ここに紹介した団体以外にも数多くの団体が各地で活動を続けています。